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CVじゃないよ。BACだよ。

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〜ある日のこと〜
先輩:
ミニトマトくーん、その患者さんに入ってるのってCV?ボディチューブ?
自分:
(ん?ボディチューブ?、、、わからないけど、とりあえず首から入ってるこのカテーテルは、、、よし!)
CVが入ってます!
先輩:
ミニトマト君、これボディチューブだよ。
自分:
(え!これCVじゃないの!?何!?ボディチューブって!?)

、、、って、なってた時期が懐かしく感じたり感じなかったり😌
皆さん、おはようございます🙂
今回はCVとボディチューブの違いについて、ゆる〜く話そうかと。

まず、ボディチューブ(BT)ってのは、僕の病院でそう呼ばれているだけで、正式名称は、ブラッドアクセスカテーテル(BAC)と言います。
皆さんの病院では何て呼ばれてますでしょうか?
ちなみに、バスキャスって言い方もします。
色々と呼び方があって大変なので、ここからはBACで統一して話を進めていきましょう🙂

最初の話にもありましたが、なぜ僕はCVとBACの違いがわからなかったのでしょう?
それはこの2つが見た目も役割もとても似ているからです。
そしてBACのことを知らなかったため、僕はCVとBACが区別できなかったんですね😅
皆さんがこんなことにならないよう、CVとBACの違いについて、本題にいきましょう!

中心静脈カテーテル(略して”CV”)

・高カロリー輸液が必要な患者さん
・中心静脈圧(CVP)の測定が必要な患者さん
・末梢ルート確保が困難な患者さん
・長期的な点滴管理が必要な患者さん
、、、これらの理由によりCVを挿入します(他にも目的はあるよ〜)。

挿入部位は、頸部、鎖骨、鼠径部から挿入し先端を中心静脈に位置させます。

ブラッドアクセスカテーテル(略して”BAC”)

緊急透析が必要な患者さん
・高カロリー輸液が必要な患者さん
・中心静脈圧(CVP)の測定が必要な患者さん
・末梢ルート確保が困難な患者さん
・長期的な点滴管理が必要な患者さん
、、、これらの理由によりBACを挿入します(他にも目的はあるよ〜)。

挿入部位は、頸部、鎖骨、鼠径部から挿入し先端を中心静脈に位置させます。

これを見てみると、CVにとある機能が追加されたのがBACってだけです!
その機能と言うのが、緊急透析ですね😀
逆に言うと、緊急透析以外の役割はCVと同じってことです。
つまり、緊急透析が必要な患者あるいは必要になる可能性が高い患者はBACを挿入。
緊急透析が必要ないのであれば、CVを挿入。
このように頭に入れていおてOKだと思います。

緊急透析とは、、、?ってなると思います😅
ざっくり言うと、緊急で透析が必要だけど、そこからシャント増設している時間はないので、その代わりとなる透析ができるカテーテル、つまりBACを挿入して、そこから透析しよう!
ってことです。
なので、救命センターとかでは多いですが、病棟ではなかなかBAC挿入している患者さんは少ないと思います。
どっちかというとCV挿入している患者かな〜と。
もし見かけたら、この人は透析している患者さんかな〜?とか、色々考えることができると思いますので、1つの透析の手段として、皆さんの頭の中にうっすらでも残れば嬉しいな〜と思います😊

では、この辺で〜👋